でんぱ日記

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zoom RSS ちょっと待て。ゲームプログラマを目指すなら

<<   作成日時 : 2009/02/11 17:44   >>

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えー。ぼくはゲームプログラマですが、一応下級将校なんで面接官をやらされたりすることもあります。
毎年1000人以上の応募が来て、書類や試験で殆どふるい落とすわけですが、それでも100人程度は面接します。
中小なんで、自分の仕事しつつ兵隊をまとめつつ新兵の面接をやったりしてこの時期はだいーぶ('A`)になったりするわけです。
二次面接、三次面接などでもっとえらい将校が見る時は数はもっと減りますが、ぼくら下級士官はけっこーきっつい人見たりするわけです。

中小だから必要な素養、能力が揃っていれば、多少くずれてても採用したいわけですが、けっこう根本的な部分が欠如してる子がいます。

・社会的常識がない
最初は気をつけていても、こちらが気さくに話しやすい雰囲気を作っていくと話しているうちにぶっちゃけてタメ口になったりシュミの話になったりする。
まあ、リラックスしてくれるのはいいんだけど、最低限のマナーとかは持っとこうよ。

・ゲームにあんまり興味ない・ゲームを知らない
何しにゲーム会社に来んだおまいは。

・ただゲームが好きなだけ
漠然と遊んでいるだけで、研究をしていない。
ゲームプログラマを目指すなら、マトリクスのよーに画像が動きが全て数字に見えるまで心の眼を開け。

・武装していない
「プログラミングで得意なことはなんですか?」と聞くと、多くの新兵が何も持っていない。
大学生はあまりゲームを作る機会はないだろうけど、ゲームプログラマを志したら、ゲームや実務で使える知識・スキル・必殺技は、少しは持っていて欲しい。
(逆にゲームで使えない趣味や特技はさしてプラスにもマイナスにもなりません。)

・ハッタリをかます
「サウンドが得意です」「物理を学んでいます」「ゲームエンジンに興味を持っています」などとハッタリや友人が
話していたことを自分のことのように言う人がいる。
しかしこっちはプロなので、ツッコミを入れればハッタリやウソはすぐにわかります。

・やりたいものを持っていない、入ってから何をするか考えていない
「好きな物を作っていいと言ったら、何を作りたいですか?」あるいは「ゲームで担当してみたいパートはどこですか?」と尋ねても、すぐに答えが出なかったり、「RPGを作りたいです」「キャラクターを動かしたいです」と答える人がなんと多いことか。

いや、そりゃ大抵のゲームでキャラは動きますがな。

「RPGが…」と言われると、こっちは「あーこいつもかー」となっちゃうんだよね。
日本国内でどれだけのRPGが出ているか分からないが、最近はかなり少ない。
アニメキャラと融合したようなキャラ萌え系、いわゆるJRPGが多いけど、そういったものは「定番」を除くと、国内の市場はだいぶ冷え切ってて、作り手としてはコストもかかるから最近は避けてます。
まあ、日本のユーザーはもっとやりたいのかも知れないけど…。

・実は企画がやりたい
パラメータやゲームバランス、ゲームシステムについて滔々(とうとう)と語る人がたまにいるけど、そーいうのは企画(プランナー)がやります。

しかし企画はでんぱくんでんぱちゃんが多く、プログラマの比ではないほど応募者が多い割に採用可能なタレント性を持つ人が少なく、狭き門。
そういう意味では「とりあえずアートやプログラマで入っとけ」という考えはアリです。


ゲーム市場は全世界的にみると映画業界を越えていると言われてますが、それはハード・ソフトを含めたもので、さらにソフトだけで言えば任天堂独り勝ち状態、さらに上位も定番大手が寡占している状態で、あとは大量の中小ができたり消えたり分離したりくっついたりしている状況。
世界的に見て日本の消費シェアもかなり下がっています。

ゲームプログラマとは言っても、月10万円でケータイゲームを1か月で作る、なんてボトムなレベルで、それでもゲーム業界にしがみついている人はたくさんいます。

より上を目指すなら、他人にはないタレント性をアピールしないとだめです。
何も持っていない人は、この業界は目指さない方が良いです。
プログラミングが達者なら、ゲームよりも楽に稼げるところはあるでしょう。

ま、そこも競争は激しいだろうけど。


もう今年就職活動をしてる人は間に合わないかも知れないけど、これからゲームプログラマを目指そうとしている人に、会社側はこーゆー人を求めている、というのを書いときます。
(こっちが面接で貴重な時間を費やさなくて済むんで。)

・ゲームをちゃんと研究している
好きなゲームが「なぜおもしろいのか」を、目指す職種の視点で研究してください。
現場では「〜ゲームの〜みたいな」などと言う言葉が日常茶飯事に出ます。
これにはロジック的な部分だけでは語れないものも含まれるので、実際に目にしていることは重要です。
なお、「マッピング」や「攻略」は除外します。

・多くのプログラミング経験がある
大手ではゲームの作り方を教えてくれるところもあるかも知れませんが、ほとんどの会社は、「専門学校出なら作れて当たり前」「大学出なら物理制御などの実用的な知識を持ってて当たり前」と考えていて、足りないところについて指導することはありますが、イチから教えることはありません。
もちろん、実務経験者ほどの実力は期待していませんし、大学の知識をすぐにゲームレベルに落とせるとも思っていません。
専門学校や大学の授業だけでなく、可能な限り個人やグループでゲームを作ってください。
ゲーム開発本を片っ端からやってみてもいいし、ツールでもいいし、同人ソフトでもいいし、コンクールに送るつもりでもいい。
その経験はそのまま他人に対するアドバンテージになるのです。
ついでにこれで自分がプログラマに向いているかどうかもわかるでしょう。

・得意なものを持っている
本来的にはプログラマはどんな担当になっても必要な仕事をこなせることが求められますが、得意なものを持っていると、食いそびれることがないし、よりスキルが強まって楽もできます。
いくつかゲームを作ったり、グループ開発で担当したパートについてはそれなりに得意な知識が身に付くものです。
大学の場合、専攻した専門分野がゲームで使えそうならそれもアリです。
それを面接で語れるようにある程度伸ばしておいてください。

・ゲーマーである
これは会社により評価が分かれるところですが、ハードゲーマーであるということは、多くのゲームをこなしていて、好きなジャンルのゲームについての品質基準を知っていることに繋がります。
「このテのゲームを作るなら任せてください」というものがあれば、プラス評価になるんじゃないでしょうか。

・デバッグのバイト経験あり
一般的に優れたテスター(デバッガー)は優れた開発者でもあります。
会社によってはQA(品質保証)にテスターの意見が求められることもあります。
デバッグのバイトをすると、開発中のさまざまなゲームを見れたり、開発用の特殊なツールやコードを見ることができます。
こういった経験や身に付いた感覚は、ゲームを開発する際にも活きてきます。
企業側も、テスター経験者はそれなりのプラス評価を与えるはずです。


なお、会社によっては上記以外にも「人柄を重視」「気が合うかどうか」などを見るところもあります。
また、会社の状況により「とにかく兵隊を集めたい(数を取りたい)」「将来高級将校になる資質だけを選びたい(量より質)」など、集め方の方針が異なることもあります。

実のところ、企業側も本当にゲームプログラマに向いているかどうかは面接程度では判断できません。
素質があれば、全くの未経験者でも、いきなり伸びるかも知れないからです。
しかし、多くの志望者がいる場合、企業はより早期に実戦投入できる、つまり「芽が出ている人」「より芽が伸びている人」を選んでしまうのです。
持っている素質をどれだけアピールできるかどうか、そして将来を見据えているかどうかが、希望する会社へ入るコツです。

それを踏まえて準備をしてください。

そして素晴らしい技術で私たちに楽をさせてください(をぃ

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